ケンドー・カシンという“実直(!?)な男”の生き方「『フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで』を読んでの感想」
フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで
こういうプロレスラーの本って、やはり今回のカシンの本のように対話形式の方が良いですね。
全てとは言いませんが、明らかに「これゴーストライターだろ!?」って言うスポーツ選手の自伝が多いもので(苦笑)
あくまでも個人的見解ですが・・・
それにしてもまさかカシンの本が出るとはなあ・・
内容としては、期待以上に面白かったです。
正直「立ち読みで良いかなぁ」と最初思ってたんですが(失礼)、ちょっと中身を読んでみて購入を決断。
今まで読んできたプロレス本の中でもベストかもしれないです!!
読んで思ったのは、カシンっていう人はつくづく根が実直な人なんだなあということですかね・・・
矢野通の本の中でも「カシンは練習熱心」という話が出てきているのですが、ヤングライオン時代から今に至るまでそれが不変なのが素晴らしい!!
プロレス観に関してもなんだかすごく実直さを感じるんですよね・・・キャラクターとは裏腹に・・・
なおかつキャラクター壊さずに本音を言うというセンスも良いです。
本全体通しても、本音を語りつつしっかりとカシン節な所も読んでいて楽しいです(笑)
ある意味、今のプロレス界の中でもかなりの“プロレス頭”の持ち主なんだろうなあと感じます。
自分的には特に、パンクラスに移籍しようと思ったときのエピソードや、カシンになる前の海外での柔術の練習の話が非常に興味深かったです。
あとハイアン戦の話も・・・
初っ端から永田の自伝についていじっているのも面白かったですし(笑)。
やはりカシンというのはオンリーワンのキャラなんだなあと思った次第。
たまに、こういうキャラを真似しようとする人がいたりしますが(誰とは言いませんが)、止めた方がいいよなあ・・・
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